『そもそもなんで「メイクビレッジ」なの?』その1

 よく「メイクビレッジ」ってどういう意味なの?というご質問をいただきます。英語で書くと,Make Villageで,「村づくり」になりますが,込めた気持ちは,making village for change,『変化のための「村」=「繋がり」をつくる』というものです。

 

〜変化のための〜

 

 みなさんもなんとなく生きづらさを感じているのではないでしょうか?どこかでため息を吐いたり,明日のことを考えると不安に襲われることもあるかもしれません。

 ただ,何かを待っていても何も変わらないと思うのです。いい仕事も,いい人間関係も,突然降って来るものではありません。ため息を吐いたり,誰かを恨んだり,愚痴を言っているだけでは何の変化も生じることはないです。

 「宗教はアヘンだ」という言葉を知っていますか?でもこれを書いたマルクスは宗教はアヘンのようなだから禁止すべきだと言って言っていた訳ではないんです。厳しい世の中で宗教をアヘンのように求める人がいるのは分かる,でも宗教に何かを期待しても何も変わらない,現状を変えなければならない,という意味でこの言葉を使用したのです。

 だから,もし生きづらいと感じていたら,何かをしたいと思っていたら,自分を取り巻いている現状を変えようとする意思をまず持って,実際に変わろうと動き出さないと,自分を取巻く状況は絶対に変わらない。誰かがあなたのためにしてくるのを待っていても,それはいつまで経っても来ないのです。今のモヤモヤを何かで誤魔化しても,結局は今の状況に逆襲されてしまう,それが私達が直面している問題なのです。

 勇気を持って一歩を踏み出すこと,変わろうと努力すること,本当に必要なのはこの意思と行動だと思います。

 でも,そうは言っても変化を求めることって大変なことです。言われなくても分かっているけど,そんなこと簡単にはできないんだよ,と思われることでしょう。

 そうなんです。簡単じゃあありません。人に言われる前にそんなことは分かっているし,簡単に変化を求められたらとっくにやっているけど,できないんです。

 そう。ひとりならば。

 ただし,繋がりがあれば,もしかしたら何とかなるかもしれません。自分の状況を変えてくれるような手伝いをしてくれる人と会ったり,いい機会が見つけられることがあるかもしれません。

(続く)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


PAGE TOP
ツールバーへスキップ