メイクビレッジが生まれた流れ

「そもそも、どうしてこういうこと始めたの?」よく聞かれる質問です。

メイクビレッジは、山川徹、對馬明美、古川奈央などの4名でスタートしました。もともと知り合いで、いつか4人でシングルマザーをサポートする活動をしたいね、と思っていて、満を持してスタートした…わけではありません。

4人の出会いは遡ること2年前のちえりあ。さまざまなNPO法人で人を応援する活動をされている加納尚明さんが講師を務める「社会に役立つ仕事づくり」という講座で知り合ったのが最初でした。NPO法人の作り方や心構えなどの基礎を学んだ後、実際に自分たちがNPOを立ち上げるとしたら…というワークショップの時間となりました。「自分がやりたいこと」を先に紙に書いて提出し、それを見て加納さんがチーム分け。3つに分けられた中の「Aチーム」が私たち4人でした。

「シングルマザーをサポートするには、具体的にどういう環境づくりをしたらいい?」というのが、私たちの共通の思いでした。 仕事でシングルマザーから多くの悩みや困りごとを聞いていた弁護士の山川。 自身もさまざまな苦労をしながら3人の子育てをしてきた對馬。 たまたま周りにシングルマザー(やその候補)がいて、その大変さを感じていた古川など。

 この4人で考えた「シングルマザーのサポートのしかた」のベースとなったのは、對馬自身が苦労をしながら「こういう場所があったらいいのに」と、切望してきた願いでした。 これを具体的に4人で肉付けし、講座の最後に参加者の前で発表して手応えを感じた私たちは、講座終了後も自然と「そこで解散してしまうのはもったいない。せっかくだから具体的にやってみよう」という流れになりました。

★對馬自身がどういう経験を重ねてきて、どういう場があったらいいと思ったか、その全体像につきましては、このあとのページで少しずつご紹介していきます。

2年間、何をしていたのか。 それぞれに仕事を持っているので、なかなかみんなで会う時間をとれなかったこと。一部候補地が出て、模索した期間があったこと(そこはまったく話が進まず引き上げました)。私たちの考えの核となる對馬が知人のベーカリー&カフェ開業を手伝うため、宮崎に行ったことが大きな理由です。

對馬不在となり、話も立ち消えになりそうだったあるとき。山川が仕事で付き合いのある不動産会社さんから今回の物件の話を聞き、「これはできるのではないだろうか!」と感じて久しぶりに集まったのが、再スタートとなりました。このときまだ對馬は宮崎。でもネット上で4人で議論を重ね、これはできると確信できたので、對馬も腹を決めて宮崎から札幌へと帰ってくることができました。

そこから数カ月。 この建物では何ができるのだろう。この建物をどう活用していったらいいだろう。議論を重ね、それぞれができる力を持ち寄って、ようやくスタートラインに立つことができました。 まだまだ準備が必要なことは山ほどありますが、これからは私たちの思いに賛同してくださる方々の力も借り(すでに多くのプロの方々の力をお借りしています!多謝!)、土台を作り屋台骨を作り、ビレッジを作り上げていきたいと考えています。

面白そうだな。これは自分も参加したいな。入居したいな。協賛したいな。よくわからないけど何かできるかな。 何でもいいです。とにかく興味を持った方には、力を貸していただきたいです。

ある人が言っていました。 「自分1人じゃなにもできない、かもしれない。でも周りと連携すれば大きな力になる」 何が足りないのか、私たちにもわかりません。 でも、誰かが来てくれて、自分はこれができるよと言ってくれたら、それが私たちの力になります。 そうやって少しずつこのメイクビレッジは積み上げていきたいと考えています。

(文責:古川)

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